パラリンピック アーチェリー 岡崎は準々決勝敗退も5位入賞

東京パラリンピックで、悪天候のため順延されていたアーチェリー、車いすで障害の程度が重い女子個人「W1」の岡崎愛子選手は、準々決勝で中国の選手に129対132で敗れましたが、初めてのパラリンピックで5位に入賞しました。

「予選1位の選手といい試合はできた」

準々決勝でランキングラウンド1位の選手に敗れた岡崎愛子選手は「もっといい結果を残したかったですが、予選1位の選手といい試合はできた」と振り返りました。

そのうえで、代表に内定しながらことし2月に亡くなったチームメート、仲喜嗣さんのユニフォームを車いすに置いて一緒に戦ったことについては「『勝たなあかんやん』と言われそうですけど、『点数的にはよくやったやん』と言ってくれるとうれしい」と笑顔で話していました。
アーチェリーの決勝トーナメントは1対1の対戦形式で、1本ずつ交互に合わせて15本の矢をうって得点を競います。

女子個人の「W1」は先月31日夕方に行われる予定でしたが、悪天候から順延され、1日午前9時から始まりました。

日本から出場した岡崎選手は、19歳のとき、大学への通学中にJR福知山線の脱線事故に巻き込まれてけい椎を骨折する重傷を負い、車いすでの生活になりました。

首から下にまひがあり、指や体幹の筋力がほとんどないため、小さな力でも引けるよう滑車のついたコンパウンドという弓を使っています。

朝から風が吹く中、岡崎選手は1回戦でチェコの選手と対戦し、相手に一度もリードを許さず、128対115で勝って準々決勝に進みました。

ランキングラウンド1位の中国の陳敏儀選手との対戦となった準々決勝では、第1エンドに2点のリードを許しますが、次のエンドですぐに追いつきます。

第3エンドで再び3点差とされたものの、落ち着いた様子ですぐに1点を取り返して食らいつきましたが、最後まで陳選手との差を詰められず、129対132で敗れて準決勝進出はなりませんでした。

それでも岡崎選手は初めてのパラリンピックで5位入賞です。

岡崎選手を破った陳選手はそのまま勝ち進み、金メダルを獲得しました。

銀メダルはチェコのシャルカ・ムシロワ選手、銅メダルはイギリスのビクトリア・ルマリー選手でした。