バイデン大統領 “アフガン 単独でなく国際社会とともに関与”

アメリカのバイデン大統領は、アフガニスタンからの軍の撤退完了を受けて演説し、撤退の決断の正当性を改めて強調するとともに、アフガニスタンの今後については、アメリカ単独ではなく、国際社会とともに関与していく姿勢を示しました。

バイデン大統領は、アフガニスタンからアメリカ軍の撤退が完了したことを受けて31日、ホワイトハウスで演説を行いました。

この中でバイデン大統領は、「撤退はアメリカにとって正しく、賢明で最良の選択だった」と述べ、撤退に伴う混乱で国内外から厳しい目が向けられる中、20年に及んだ軍事作戦を終わらせた決断の正当性を改めて訴えました。

そして、アフガニスタンの今後について「われわれは引き続き、外交や国際的な影響力、そして、人道支援を通じてアフガニスタンの人々を支えていく」と述べ、外交を通じた関与に重点を置いていく考えを示しました。

また、「アフガニスタンの女性の基本的人権のために声をあげていく」と述べ、武装勢力タリバンが権力を掌握したアフガニスタンの人権状況を、各国とともに監視していくと強調しました。

そのうえで、バイデン大統領は国連の安全保障理事会がタリバンに対し、国外への退避を希望する人たちの安全を保証するよう求める決議を採択したことに言及し、アメリカ単独ではなく、国際社会とともにアフガニスタンに関与していく姿勢を示しました。