東京 狛江市 16歳以上の予約なし接種開始 初日は枠に余裕あり

若い世代などへの新型コロナウイルスのワクチン接種を進めようと、東京 狛江市は、16歳以上の市民が予約なしで接種を受けられる取り組みを始めました。午前と午後で合わせて100人の先着の接種枠に対し、初日の1日は63人が接種を受けたということです。

東京 狛江市は、予約制による集団接種でワクチン接種を進めていますが、最近は予約枠に空きが出る一方、若い世代の接種率が伸び悩んでいることから、1日から16歳以上の市民が予約なしで接種できる取り組みを試行的に始めました。

集団接種と同じ会場で1日を含め4日間実施し、先着で午前と午後にそれぞれ50人、合わせて400人を予定しています。

初日の1日は午前9時半の受け付け開始時に、集団接種に訪れた人に交じって予約なしで接種に訪れた人の姿はまばらで、午前と午後合わせて63人が接種を受け、用意していた100人分のうち37人分が残りましたが、ワクチンは同じ会場での集団接種で使用するということです。

予約せずに訪れた19歳の女子大学生は「予約なしで受けられると、予定が空いている時にぱっと来ることができるのでありがたいです」と話していました。

また、31歳の妊婦は「これまでに何度か予約を試みたが予定が合わず、近く出産をひかえているのでほっとしました」と話していました。

狛江市新型コロナ予防接種室の田部井則人室長は「接種を受けたくても受けられなかったり、迷っていたりする若い世代の人も多いと思う。今回の需要を踏まえて、予約なしで接種できる機会をさらに設けるか検討したい」と話していました。