スポーツ

オリンピック コロナ対策用マスクなど誤廃棄で組織委が謝罪

東京オリンピックの撤収作業の際に、9つの競技会場で新型コロナウイルス対策として用意したマスクや医療用のガウンなど、合わせておよそ500万円分が廃棄されていたことについて、大会組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは1日の会見で「起きてはならないことが起きてしまった」と改めて謝罪しました。

「起きてはならないことが起きてしまった」

オリンピック・パラリンピックの各競技会場には新型コロナ対策としてマスクや医療用のガウンなどが用意されていますが、ほとんどの会場で無観客での開催となったことで使用されずに余り、組織委員会は譲渡が可能なものは医療機関などに無償で提供しています。

組織委員会は先月31日、オリンピックで使用された9つの競技会場で撤収作業の際、マスクやガウンなどを誤って廃棄していたことを明らかにしました。

廃棄されたのは、マスク3万3000枚、医療用ガウン3420枚、消毒薬380本で、合わせておよそ500万円分に上り、譲渡先がすぐに見つからなかったことや、会場を撤収したあとの一時的な保管場所を事前に確保していなかったことが原因だとしています。

これについて、大会組織委員会の高谷スポークスパーソンは1日の会見で「見通しが甘かったのではないかという指摘はそのとおりで、批判は受け止めなければならない。持続可能な大会がテーマのなか起きてはならないことが起きてしまった」と改めて謝罪しました。

この事態を受けて、組織委員会は先月31日、全職員に対し、余った物資はすぐに廃棄するのではなく再利用や譲渡が可能かを考え、判断に迷った場合は担当部署に相談するよう周知する通知を出したということです。

オリンピックでは「食品ロス」問題も

東京オリンピックでは大量の弁当などが食べられずに捨てられ、大会組織委員会は、オリンピック期間を含む1か月間でおよそ13万食が廃棄されたことを明らかにしています。

東京オリンピックでの「食品ロス」については、7月23日の開会式でスタッフやボランティアなどに用意された弁当など、およそ4000食分が食べられずに余り、このほかにも競技会場などで同様のケースが相次ぎました。

組織委員会は先月27日の会見で、オリンピック期間を含む7月3日から8月3日までの1か月間におよそ13万食の弁当などが廃棄されたことを明らかにしました。

組織委員会では、適切な発注を徹底するとともに、パンなどの消費期限の比較的長い食品はフードバンクに提供することにしています。

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