音楽フェス参加者 希望する人に無料でPCR検査の方針 名古屋市

29日、愛知県常滑市で開かれた野外の音楽フェスティバルで感染防止対策が不十分なまま酒の提供も行われたとされる問題を受けて、名古屋市はこのイベントに参加した市民などで希望する人には無料で新型コロナウイルスのPCR検査を行う方針を決めました。

これは31日午後、名古屋市の中田英雄副市長が記者会見を開いて明らかにしました。

中田副市長は「常滑市で開催されたイベントだが名古屋市民も多数参加していたかもしれず、感染への不安がある人もいると思う」と述べ、このイベントに参加した名古屋市民や市内に通勤、通学している人で希望する人には無料でPCR検査を行う方針を明らかにしました。

名古屋市の公式ウェブサイトに1日以降、掲載される予定の専用のフォームから申し込むと郵送で唾液によるPCR検査のキットが届けられ、検査機関に送ると結果が通知されるということです。

また、中田副市長はイベントに参加した市民に対しては不要不急の外出の自粛や体調管理の徹底を求めるとともに発熱などの症状がでた場合は速やかに名古屋市の「受診・相談センター」に電話するよう呼びかけました。

電話番号は052-249-3703で24時間、相談を受け付けています。