パラリンピック 卓球男子団体 日本は準々決勝進出ならず

東京パラリンピックの卓球、男子団体の腕や足に障害のあるクラスの1回戦で、日本はブラジルに0対2で敗れ、準々決勝進出はなりませんでした。

東京パラリンピックの卓球は男子団体の腕や足に障害のあるクラスの1回戦が行われ、日本はブラジルと対戦しました。

卓球の団体戦は、ダブルス1試合、シングルス2試合が行われ、先に2勝したチームが勝利となります。

第1試合目のダブルスには、井上全悠選手と八木克勝選手がペアを組んで出場しました。

日本のペアは、第1ゲームを奪われたあとの第2ゲーム、八木選手の力強いショットなどで7連続でポイントを奪い、11対2でゲームを取りました。

しかし、第3ゲーム以降は相手の左右にボールを振るラリーに翻弄されてゲームカウント1対3で敗れて、この試合を落としました。

第2試合のシングルスには井上選手が出場し、最終の第5ゲームまでもつれる展開となりました。

第5ゲームも10対10の同点でデュースとなりましたが、最後は相手に力強いショットを打たれるなど10対12でこのゲームを奪われ、ゲームカウント2対3で井上選手も敗れました。

日本は0対2でブラジルに敗れ、準々決勝進出はなりませんでした。

八木「何らかの形でまた戻ってきたい」

八木選手は「国際大会でずっと井上選手と戦ってきて、最高の舞台で最高のパートナーと一緒に戦えたことがすごくうれしかった。もちろん勝ちたかったが、もしかしたらもうペアを組めないかもしれないと思いながら、1球1球すごく楽しんでいた」と涙を流しながら話していました。

そのうえで、初めての出場だったパラリンピックについて「本当にすばらしい場所だったが、勝つことは難しいなと思った。勝つためにはいかに準備がいるかということをすごく感じた」と振り返りました。

そして、今後に向けて「選手なのか、コーチなのか、違う競技なのか分からないが、この楽しい場所をもう一度味わいたいし、何らかの形でまた戻ってきたい」と話していました。

井上「2人でこの場に立てたことをうれしく思う」

井上選手は「ずっとこの舞台で八木選手と戦うために練習を積み重ねてきた。コロナ禍で試合もなかなかできないなか、2人でこの場に立てたことをうれしく思う」と涙を流していました。

また、個人戦でも対戦したリオデジャネイロ大会の銀メダリスト、イスラエル・ペレイラストゥロ選手とのフルゲームにもつれたシングルスについて「個人戦と同じような展開のなか、あと1点が数字以上に遠い1点だと感じた。最後に自分が自信を持ってやりきれるスタイルが必要だと感じた」と話していました。

そして、「卓球人生の中でこの大会を目標にやってきた。まだまだ試合をしたかったが、自分の人生にとって大きな財産になる。これから次を目指すのか、新しい人生を歩むのか分からないが、ここに立てたことを誇りに思う」と大会を振り返っていました。