田村厚生労働相 “学校の新学期で人流活発に” 危機感持ち対応

新型コロナウイルスの感染状況について、田村厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で、9月1日から学校の新学期が始まり、人の動きがさらに活発になることが予想されるとして、引き続き危機感を持って対応する考えを示しました。

この中で、田村厚生労働大臣は「首都圏の人出は、お盆明けから減り方が弱まっている状況で、さらに9月から学校の新学期が始まって人の動きが変わると、また感染の広がりが出るおそれがある」と指摘しました。

そのうえで「重症者の減りは、まだ想定できておらず、新規感染者数が首都圏で下がっていると言っても、決して安心できる状況ではない。これからも感染状況に危機感を持って対応していかなければならない」と述べました。

一方、ワクチン接種をめぐり、田村大臣は、2回の接種を終えた人に3回目の接種を行う必要性や実施時期に加え、異なるメーカーのワクチンを組み合わせて接種する「交差接種」についても、今後の審議会での議論を踏まえ判断する考えを示しました。