パラリンピック 新型コロナ 選手2人含む16人が新たに感染

東京パラリンピックに関連して海外から来日した選手2人を含む合わせて16人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。

大会組織委員会は31日、東京パラリンピックに関連して、新型コロナの検査で新たに陽性反応を示した人は16人だったと発表しました。

このうち、海外から来日したのは4人で、選手の2人はいずれも来日後14日間の隔離期間中で、うち1人は選手村に滞在しています。

ほかの2人は大会関係者で、うち1人は選手村に滞在しています。

残りの12人は日本在住で、大会の委託業者が10人、組織委員会の職員が1人、メディア関係者が1人でした。

これで組織委員会が今月12日から発表しているパラリンピックに関連した感染者の累計は257人になりました。

一方、組織委員会などのまとめによりますと、東京オリンピック・パラリンピックに関連して海外から来日した選手や関係者は7月1日から8月29日までに5万3998人で、空港での検査で陽性が判明したのは54人、陽性率は0.1%です。

また、選手村や競技会場など大会の管轄下で行った88万7682件の検査では、277人の感染が確認され、陽性率は0.03%となっています。

このほか、日本在住の大会の委託業者やボランティアなどの中には自主的に検査を受けて感染が確認された人もいて、組織委員会などはこうした人たちを含めて発表しています。