菅首相 二階幹事長を交代させる意向固める 二階氏も受け入れ

菅総理大臣は、来週にも、自民党の役員人事を行い、二階幹事長を交代させる意向を固めました。
菅総理大臣は、30日会談でこうした意向を伝え、二階氏も受け入れる考えを示しました。

9月の自民党総裁選挙や衆議院選挙を控え、菅総理大臣は、自民党の役員人事を行い、二階幹事長を交代させる意向を固めました。

菅総理大臣は30日、総理大臣官邸で、二階氏や林幹事長代理と会談し、こうした意向を伝えました。

これに対し、二階氏は「すでに5年以上にわたって幹事長の職を務めており、遠慮せずに人事を行ってもらいたい」と述べ、受け入れる考えを示しました。

二階氏は、歴代最長の5年あまりにわたって党の幹事長を務め、党内からは「在任期間が長すぎるのではないか」という指摘も出ていて、総裁選挙への立候補を表明している岸田前政務調査会長は、党役員の任期を連続3年までに制限する考えを示しています。

自民党幹部は、記者団に対し、党の役員人事は、来週行われることになるという見通しを示しました。

自民党総裁選挙は、9月17日に告示、29日に投票が行われます。

また、衆議院選挙について、与党幹部の間では、解散によって政治空白が生まれるのを避けるため、解散ではなく、衆議院議員の任期満了の直前の日曜日にあたる10月17日に行われるという見方も出ています。

自民 世耕参議院幹事長「求心力高めるねらい 考えられる」

自民党の世耕参議院幹事長は記者会見で「この時期に党三役の人事を行うということは、総裁選挙に向けて求心力を高めるとか衆議院選挙に向けて清新なイメージを出していくというねらいが考えられるのではないか」と述べました。

また、衆議院選挙をめぐって与党幹部の間で、解散せず任期満了の直前に行われるという見方が出ていることに関連して、世耕氏は「衆議院議員の任期を無視するわけにはいかないことを前提にしっかりと日程を組んでいくことに尽きるのではないか」と述べました。

立民 枝野代表「権力闘争に明け暮れる政権は一刻も早く倒す」

立憲民主党の枝野代表は党の役員会で「自民党の中の権力争いばかりが注目されているが今はそんなことをやっている場合ではない。国会を開いて新型コロナ対策に必要な財源措置を行い、自宅で命を失う人が出ている状況を早く改善するのが政治に課せられた責任だ。内部の権力闘争に明け暮れている政権は一刻も早く倒し、命を暮らしを守れる政権を作っていきたい」と述べました。