将棋 藤井二冠「竜王」挑戦権獲得 最年少「四冠」の可能性も

将棋の藤井聡太二冠が、八大タイトルの最高峰「竜王戦」への挑戦権を初めて獲得しました。藤井二冠は現在、「叡王戦」でもタイトル獲得に王手をかけていて、史上最年少で「四冠」を達成する可能性が出てきました。

藤井二冠(19)は、「竜王戦」の挑戦者を決めるトーナメントで決勝の三番勝負に進み、タイトル挑戦まであと1勝に迫っていました。

30日東京の将棋会館で第2局が行われ午後8時18分、77手までで、藤井二冠が永瀬拓矢王座(28)を投了に追い込んで2連勝とし、「竜王戦」七番勝負への初挑戦を決めました。

藤井二冠はことし「棋聖」と「王位」の防衛を相次いで果たし、「叡王戦」でもタイトル獲得に王手をかけていて、史上最年少で「四冠」を達成する可能性が出てきました。

「竜王」のタイトル保持者は豊島将之二冠(31)で、藤井二冠は、「王位」「叡王」に続き、「竜王」のタイトルをかけて豊島二冠と戦うことになりました。

藤井二冠は対局後、「判断が難しい将棋でした。『竜王戦』という最高峰のタイトル戦に挑戦できて光栄です。『王位戦』の反省を生かし、いい内容にできればと思っています」と話していました。

「竜王戦」七番勝負は、10月から始まります。

藤井聡太二冠「七番勝負 盛り上げていけたら」

将棋の八大タイトルで最高峰の「竜王戦」の挑戦権を初めて獲得した藤井聡太二冠が30日夜の対局後、会見に臨み、「『竜王戦』に挑戦できて、うれしく思っています。開幕までにはしばらく時間があるので、しっかり準備をして七番勝負を盛り上げていけたらと思っています」と抱負を述べました。

対戦相手となる「竜王」のタイトル保持者、豊島将之二冠については、「序盤の研究がとても深くて、中終盤でも局面の急所を常に的確に捉えられていると感じます」と分析していました。

そのうえで直前での対局となった「王位戦」を振り返り、「『竜王戦』と同じ持ち時間の戦いになりますが、『王位戦』では序盤で後れを取ってしまうような展開が多かったので、そのあたりを修正して熱戦にできればと思います」と話していました。