選手村の自動運転車 一部手動運転に切り替えて運行再開へ

東京パラリンピックの日本代表の選手が選手村で自動運転の車と接触してけがをした事故で、車を開発したトヨタ自動車は、一部の運転を手動に切り替えるなどの安全対策を講じたうえで31日から運行を再開すると発表しました。

今月26日、選手村で選手や大会関係者の移動に使われているトヨタ自動車が開発した自動運転の電気自動車=「e-Palette」が東京パラリンピック柔道の日本代表の選手と接触する事故を起こし、警視庁によりますと選手は全治2週間のけがをしました。

事故のあと、車の運行は中止されていましたが、トヨタ自動車は安全対策を講じたうえで、31日の午後3時から運行を再開することを大会の組織委員会が決定したと発表しました。

発表によりますと安全対策として車の加速や減速、停止をする際には、自動運転ではなく担当者の手動運転に切り替えるほか、車が接近する際の「通報音」の音量をこれまでより上げるとしています。

また車内には運行の担当者以外にも安全を目視で確認する搭乗員を1人乗せるほか、交差点に配置する誘導員を6人から20人に増やすなどとしています。

豊田章男社長は自社のウェブサイトにコメントを出し「接触された方の1日も早い回復をお祈り申し上げます。現場で起こった事実を検証し、対策を確実に行うことでより安全な交通を実現できると判断しました」としています。