臨時国会 “補正予算案の編成急ぐ必要ない”与党 見送りで調整

野党側が求めている9月上旬からの臨時国会について、政府・与党は、新型コロナウイルス対策のための今年度予算の予備費がすぐに不足する状況にはなく、補正予算案を編成する必要はないなどとして、召集を見送る方向で調整に入りました。

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、立憲民主党など野党側は、今年度予算の予備費が不足し、補正予算案の編成を急ぐ必要があるとして、自民党総裁選挙の前の9月7日から10日間の日程で臨時国会を召集するよう求めています。

これについて、政府 与党側は30日、自民党の森山国会対策委員長と加藤官房長官が会談するなどして、対応を断続的に協議してきました。

そして、新型コロナウイルス対策のための予備費がすぐに不足する状況にはなく、補正予算案を編成する必要はないなどとして、召集を見送る方向で調整に入りました。

政府 与党は、31日にも最終的な方針を確認したうえで、野党側に伝えることにしています。