新型コロナ 33都道府県の感染状況 5指標7項目(29日時点)

政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、感染状況を示す4つのステージのうちどのステージにあるか判断するための指標として「医療のひっ迫具合」「療養者数」「PCR検査の陽性率」「新規感染者数」「感染経路が不明な人の割合」の5つを示しています。

このうち「医療のひっ迫具合」は「病床使用率」「入院率」「重症者用病床の使用率」の3つの項目があります。

内閣官房のまとめによりますと、今月29日時点で、
▽「緊急事態宣言」が出されている北海道、宮城県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、沖縄県の21都道府県と、
▽「まん延防止等重点措置」が適用されている12県の、
合わせて33都道府県のすべてで、最も深刻な「ステージ4」に相当する項目が複数あります。

なお、病床関連の指標については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などをもとに、異なる値を公表しているところもあります。

医療ひっ迫 病床使用率

医療のひっ迫具合です。
病床使用率はステージ4が20%以上、ステージ3は50%以上が目安です。

病床全体の使用率は、
▽北海道で46%、
▽宮城県で75%、
▽茨城県で77%、
▽栃木県で62%、
▽群馬県で75%、
▽埼玉県で70%、
▽千葉県で76%、
▽東京都で66%、
▽神奈川県で75%、
▽岐阜県で68%、
▽静岡県で66%、
▽愛知県で51%、
▽三重県で63%、
▽滋賀県で82%、
▽京都府で80%、
▽大阪府で76%、
▽兵庫県で69%、
▽岡山県で51%、
▽広島県で56%、
▽福岡県で66%、
▽沖縄県で84%、
▽福島県で54%、
▽富山県で48%、
▽石川県で47%、
▽山梨県で65%、
▽香川県で56%、
▽愛媛県で49%、
▽高知県で42%、
▽佐賀県で53%、
▽長崎県で36%、
▽熊本県で48%、
▽宮崎県で45%、
▽鹿児島県で78%となっています。

医療ひっ迫 入院率

入院率はステージ4が40%以下、ステージ3が25%以下が目安です。

入院率は、
▽北海道で18%、
▽宮城県は適用外、
▽茨城県は適用外、
▽栃木県で14%、
▽群馬県で13%、
▽埼玉県は報告なし、
▽千葉県で8%、
▽東京都で11%、
▽神奈川県で9%、
▽岐阜県は適用外、
▽静岡県で7%、
▽愛知県は適用外、
▽三重県で7%、
▽滋賀県は適用外、
▽京都府で6%、
▽大阪府で9%、
▽兵庫県で11%、
▽岡山県は適用外、
▽広島県は適用外、
▽福岡県は適用外、
▽沖縄県で11%、
▽福島県で33%、
▽富山県は適用外、
▽石川県で32%、
▽山梨県は適用外、
▽香川県で18%、
▽愛媛県は適用外、
▽高知県で13%、
▽佐賀県は報告なし、
▽長崎県は適用外、
▽熊本県で15%、
▽宮崎県は適用外、
▽鹿児島県は適用外です。

<「適用外」について>
「入院率」は、すべての療養者に占める入院できている人の割合です。

新型コロナウイルスの患者が増加すると本来は入院する必要があるのに入院できずに自宅や施設で療養する人が増えることから「入院率」は数値が低いほど受け入れることができない患者が増えている、つまり医療がひっ迫している可能性があることになります。

ただ、政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は以下の場合には適用されないとしています。
▽療養者数が、人口10万人当たり10人未満の場合。
▽新規陽性者数のうち入院が必要な人が発生届の翌日までに入院できている場合です。
こうした自治体についてはステージの判断は行われません。

医療ひっ迫 重症者の病床使用率

重症者の病床使用率はステージ4が20%以上、ステージ3は50%以上が目安です。

重症者用の病床使用率は、
▽北海道で11%、
▽宮城県で73%、
▽茨城県で46%、
▽栃木県で37%、
▽群馬県で30%、
▽埼玉県で71%、
▽千葉県で78%、
▽東京都で99%、
▽神奈川県で80%、
▽岐阜県で12%、
▽静岡県で65%、
▽愛知県で29%、
▽三重県で37%、
▽滋賀県で29%、
▽京都府で67%、
▽大阪府で43%、
▽兵庫県で48%、
▽岡山県で24%、
▽広島県で32%、
▽福岡県で17%、
▽沖縄県で94%、
▽福島県で33%、
▽富山県で36%、
▽石川県で23%、
▽山梨県で8%、
▽香川県で25%、
▽愛媛県で12%、
▽高知県で9%、
▽佐賀県で4%、
▽長崎県で2%、
▽熊本県で20%※、※「19.7%」を四捨五入
▽宮崎県で18%、
▽鹿児島県で13%となっています。

療養者数

療養者数は、人口10万人当たりステージ4が20人以上、ステージ3は30人以上が目安です。

▽北海道で96人、
▽宮城県で106人、
▽茨城県で81人、
▽栃木県で103人、
▽群馬県で145人、
▽埼玉県は報告なし、
▽千葉県で226人、
▽東京都で282人、
▽神奈川県で200人、
▽岐阜県で141人、
▽静岡県で168人、
▽愛知県で235人、
▽三重県で258人、
▽滋賀県で187人、
▽京都府で291人、
▽大阪府で305人、
▽兵庫県で144人、
▽岡山県で100人、
▽広島県で108人、
▽福岡県で225人、
▽沖縄県で462人、
▽福島県で57人、
▽富山県で116人、
▽石川県で56人、
▽山梨県で85人、
▽香川県で84人、
▽愛媛県で47人、
▽高知県で104人、
▽佐賀県で78人、
▽長崎県で55人、
▽熊本県で132人、
▽宮崎県で108人、
▽鹿児島県で112人でした。

検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。ステージ4が5%以上、ステージ3が10%以上が目安です。

▽北海道は報告なし、
▽宮城県で13.8%、
▽茨城県で14.9%、
▽栃木県で15.5%、
▽群馬県で18.6%、
▽埼玉県で14.9%、
▽千葉県で31.1%、
▽東京都で19.4%、
▽神奈川県で38.7%、
▽岐阜県で17.1%、
▽静岡県で17.9%、
▽愛知県で13.0%、
▽三重県で16.4%、
▽滋賀県で16.3%、
▽京都府で25.6%、
▽大阪府で13.3%、
▽兵庫県で24.4%、
▽岡山県で13.7%、
▽広島県で3.0%、
▽福岡県で15.5%、
▽沖縄県で15.2%、
▽福島県で5.0%、
▽富山県は報告なし、
▽石川県で6.0%、
▽山梨県で9.9%、
▽香川県で7.7%、
▽愛媛県で6.2%、
▽高知県で15.8%、
▽佐賀県で9.2%、
▽長崎県で7.6%、
▽熊本県で13.2%、
▽宮崎県で10.2%、
▽鹿児島県で14.0%となっています。

新規感染者数

人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者は、ステージ4が15人以上、ステージ3は25人以上が目安です。

▽北海道で59人、
▽宮城県で59人、
▽茨城県で66人、
▽栃木県で67人、
▽群馬県で91人、
▽埼玉県で144人、
▽千葉県で157人、
▽東京都で190人、
▽神奈川県で183人、
▽岐阜県で113人、
▽静岡県で104人、
▽愛知県で162人、
▽三重県で154人、
▽滋賀県で99人、
▽京都府で140人、
▽大阪府で198人、
▽兵庫県で123人、
▽岡山県で78人、
▽広島県で81人、
▽福岡県で133人、
▽沖縄県で306人、
▽福島県で34人、
▽富山県で53人、
▽石川県で37人、
▽山梨県で62人、
▽香川県で57人、
▽愛媛県で30人、
▽高知県で81人、
▽佐賀県で81人、
▽長崎県で34人、
▽熊本県で90人、
▽宮崎県で67人、
▽鹿児島県で75人となっています。

感染経路不明者の割合

感染経路が不明な人の割合です。目安の値はステージ4、ステージ3ともに50%です。

▽北海道は報告なし、
▽宮城県で58%、
▽茨城県で37%、
▽栃木県で60%、
▽群馬県で55%、
▽埼玉県で51%、
▽千葉県で77%、
▽東京都で59%、
▽神奈川県で66%、
▽岐阜県で43%、
▽静岡県で33%、
▽愛知県で55%、
▽三重県で47%、
▽滋賀県で27%、
▽京都府で68%、
▽大阪府で68%、
▽兵庫県で55%、
▽岡山県で41%、
▽広島県で40%、
▽福岡県で58%、
▽沖縄県で54%、
▽福島県で32%、
▽富山県は報告なし、
▽石川県で37%、
▽山梨県で50%※、※「49.6%」を四捨五入
▽香川県で42%、
▽愛媛県で29%、
▽高知県で44%、
▽佐賀県で34%、
▽長崎県は報告なし、
▽熊本県で40%、
▽宮崎県で31%、
▽鹿児島県で33%となっています。