全国知事会 新会長に平井伸治鳥取県知事を正式に選任

全国知事会の新しい会長に鳥取県の平井知事が正式に選出され、平井氏は、新型コロナウイルス対策に全力を尽くす決意を強調しました。

全国知事会は30日、都内で全国知事会議を開き、徳島県の飯泉知事の後任の新しい会長に、先日無投票で当選が決まった鳥取県の平井伸治知事を正式に選出しました。

平井氏は総務省出身で、全国知事会では新型コロナウイルス緊急対策本部の本部長代行を務めてきました。

会議のなかで、平井氏は「コロナ禍は未曽有の危機にあり、非常に厳しい最悪の状態のなかでのスタートになるが、決して負けるわけにはいかない。47人の知事がまとまればできないことはない」と述べ、コロナ対策に全力を尽くす決意を強調しました。

そして、会議のあとの記者会見で、平井氏は、今後のコロナ対策について、「感染者数を減らすことがスタート地点になるはずだが、国の政策はそれをスキップしているのではないかと焦燥感を持っている知事もいる。政府には、従来の手法を超えるような対策を求めていきたい」と述べました。

平井新会長の任期は来月3日から2年間です。

平井知事 菅首相と面会”新型コロナで大変な状況 応援を”

全国知事会の新しい会長に選出された鳥取県の平井知事は、総理大臣官邸で菅総理大臣と面会したあと記者団に対し「会長に就任する手はずとなったことを報告し、いま各知事は新型コロナで大変な状況で、応援していただきたいと申し上げた」と述べました。

その上で「菅総理大臣は、やはり地方が発展しなければこの国は発展しないというような言葉を使っていた。ポストコロナに向けて動いていかなければならない時期がいずれやってくるわけで、また元気な国を作っていかなければならないという趣旨の話があった」と述べました。