東京都は30日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて1915人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1週間前の月曜日より532人減り、8日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。
1日の感染確認が2000人を下回るのは、30日と同じ月曜日で1429人だった先月26日以来です。
30日までの7日間平均は3708.0人で、前の週の79.6%です。
7日間平均が前の週を下回るのは6日連続です。
30日の1915人の年代別は、
▽10歳未満が120人、
▽10代が202人、
▽20代が545人、
▽30代が369人、
▽40代が318人、
▽50代が220人、
▽60代が67人、
▽70代が38人、
▽80代が26人、
▽90代が10人です。
感染経路がわかっている808人の内訳は、「家庭内」が最も多く544人、「職場内」が128人、「施設内」が48人、「会食」が17人などとなっています。
東京パラリンピックの関連では5人の感染が確認されました。
内訳は、外国人の選手1人、競技関係者1人、日本人の業務委託の事業者が3人です。
これで都内で感染が確認されたのは34万人を超えて34万665人になりました。
一方、30日時点で入院している人は、29日より9人減って4242人で、「現在確保している病床に占める割合」は71.1%です
都の基準で集計した30日時点の重症の患者は、29日より9人減って287人で、重症患者用の病床に占める割合は73.2%となりました
重症患者の年代別は、
▽20代が5人、
▽30代が23人、
▽40代が48人、
▽50代が113人、
▽60代が57人、
▽70代が36人、
▽80代が5人です。
このほか、ホテルなどで宿泊療養している人は、30日時点で2166人となり、過去最多です。
また、都は、感染が確認された30代と、50代から90代の男女合わせて12人が死亡したことを明らかにしました。
このうち2人は自宅療養中に亡くなったということです。
1人は30代の男性で、先月25日に感染が判明し、発熱とせきの症状がありましたが軽症と判断され、入院調整は行われず、1人暮らしの自宅で療養していました。
保健所が健康観察のため、先月31日に電話をかけたときは回復傾向で、平熱まで下がっていたということです。
しかし、翌日に男性と連絡が取れなくなり、警察などが自宅を訪問したところ、亡くなっていたということです。
男性は、肥満の程度を示す「BMI」が30以上だったということで、死因は新型コロナウイルスによる肺炎でした。
もう1人は80代の男性で、今月20日、新型コロナウイルスによるものとは別の疾患で病院に搬送された際に感染が判明しましたが、無症状だったためその日のうちに自宅に戻り、療養を続けていました。
男性は1人暮らしで、今月27日、自宅で亡くなっていたのを訪問看護の関係者が見つけたということです。
第5波に入って、今月、自宅療養中に死亡した人は、これで21人になりました。
このほか、80代の女性2人はワクチンを2回接種していましたが、感染したということです。
ワクチンを2回接種したあとに感染して死亡した人は、先月19日以降、都が確認しているだけで12人だということです。
これで都内で感染して死亡した人は2478人になりました。
東京 新型コロナ1915人感染確認 2000人下回るのは先月26日以来
東京都内では30日、新たに1915人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。2000人を下回るのは先月26日以来です。
また、都は、感染が確認された12人が死亡し、このうち、30代と80代の男性は1人暮らしで自宅療養中に亡くなったことを明らかにしました