群馬県でもワクチンから異物見つかる 別のロット番号から

群馬県は29日、県の大規模接種センターでモデルナのワクチンから異物が見つかったと明らかにしました。
国が使用の見合わせを公表しているものや、沖縄で異物が見つかったものとは別の、ロット番号だということです。

群馬県によりますと、29日午前10時半ごろ、県が太田市に設置している東毛ワクチン接種センターで使う予定だったモデルナのワクチンの瓶の中に、大きさが0.5ミリ未満の黒っぽい色をした異物1つが混入しているのが見つかりました。

このワクチンのロット番号は、国が使用の見合わせを公表しているものや沖縄で異物が見つかったものとは別だということですが、県はロット番号の公表については国との間で調整中だとしています。

東毛ワクチン接種センターでは27日から29日までに、合わせて4575人が同じロット番号のワクチンを接種したことが確認されています。

群馬県はワクチンを瓶から移し替えたり接種したりする際には目視で異物がないかを確かめているうえ、接種後の経過観察でも体調不良などは確認されていないとしていますが、異常があった場合は医師に相談するとともに県に連絡してほしいとしています。

また、東毛ワクチン接種センターでは別のロットのワクチンを使って29日の正午すぎに接種を再開したということで、今後の接種の日程に影響はないとしています。