緊急事態宣言 デパートで「密」避ける対策強化 岡山

27日から緊急事態宣言が出されている岡山県では、「密」の状態にならないよう、デパートが店内の混雑状況を伝える取り組みを始めるなど感染防止対策を強化しています。

岡山市北区にある岡山高島屋では、入り口の天井に設置したセンサーで訪れる人を把握し、入り口近くに立つ人形が店内の混雑状況を信号機と同じように青、黄、赤の3色で伝えています。

そして、訪れた人が一定の人数を超えると入場を制限します。

デパートによりますと、今月20日に岡山市などに「まん延防止等重点措置」が適用されてから、来店する人は去年の同じ時期の2割ほどで、これまでに入場の制限はなかったということです。

29日午前中もデパートを訪れる人はまばらで、混雑状況は余裕がある状態を示す青色となっていました。

家族3人で訪れた男性は「デパートには人が少ない開店直後か、閉店直前に来るようにしています。店が入場制限してくれると少しは安心できます」と話していました。

岡山高島屋の広報担当、片山進さんは「店内を密にしないよう万全に対応したい。宣言の解除後もお客様と従業員の安全のため、こうした対策を続けていきたい」と話していました。