新型コロナ ワクチンの効果や安全性「信用する」が70%近くに

コロナ禍の生活意識に関する民間の調査で、新型コロナウイルスワクチンの効果や安全性について、「信用する」と考えている人が70%近くに上り、これまでで最も高くなったことがわかりました。

コロナ禍の生活意識について尋ねるこの調査は、大手広告会社が日米で1000人ずつを対象に去年の春から随時、行っていて、最新の調査を7月中旬から下旬にかけて行いました。

それによりますとワクチンの効果や安全性について「完全に信用する」「ある程度は信用する」と回答した人の割合が、日本では合わせて68%で、前回、6月の調査より6ポイント上昇し、過去最高となりました。

ワクチン接種が始まる前のことし1月の調査では57%でしたが、接種が進むにつれておおむね上昇傾向にあります。

一方、感染状況の認識について日米の回答を比較したところ「感染は次第に落ち着きを取り戻し、対応できている」と答えた人の割合が、アメリカでは40%を占めたのに対し、日本では7%にとどまり、認識の差が浮き彫りになりました。

調査を担当した緒方玲子さんは「ワクチン接種が進みつつあり身近になったことで、信用する人の増加につながっているのではないか。一方で、感染状況については悲観的な意識が依然根強い」と話していました。