選手村で自動運転車が事故 トヨタ自動車 豊田章男社長 陳謝

東京パラリンピック柔道の日本代表の選手が、26日、トヨタ自動車の開発した自動運転の車と接触し、けがをした事故について、トヨタ自動車の豊田章男社長は27日夜、自社のウェブサイトで「ご心配をおかけして大変申し訳ない」と陳謝しました。

トヨタ自動車の豊田社長は、選手村で選手や大会関係者の移動に使われている自社開発の自動運転の電気自動車=「e-Palette(イーパレット)」が26日、選手と接触する事故を起こしたことを受けて、27日夜、自社のウェブサイトで経緯を説明しました。

このなかで豊田社長は「接触事故で多くの方にご心配をおかけして大変申し訳ない」と陳謝しました。

また、事故のあとの対応について「どういう状況だったかを把握し、選手の方にもお会いできればという思いで急きょ、選手村に伺ったが、会うことはできなかった。あすの競技に集中した方がいいという判断で、コーチの方もそういうご意見だったので引き上げた」と述べました。

一方、豊田社長は、自動運転の車について「今回は選手村という走るコースが決められている中で実証実験も兼ねて行った。ただ、パラリンピックという特殊環境の中で、目が見えない方がおられる、体の不自由な方がおられる、そこまでの環境に対応できなかった」と述べました。

事故を受けて、選手村では自動運転の車の運行が中止となっています。

豊田社長は仮に運行が再開された場合は、車が近づいているのがわかるよう走行音をあえて大きくしたり、車の運行を管理する担当者と、現場に配置された誘導員との連携を強化したりするなど、改善策を検討していく考えを示しました。