田村厚労相 “抗体カクテル在宅投与も検討へ” TBSのBS番組

新型コロナウイルスの軽症患者などに使用できる「抗体カクテル療法」について、田村厚生労働大臣は、宿泊療養施設の患者への投与の実績を踏まえて、今後、在宅での投与も認めるか検討していく考えを示しました。

「抗体カクテル療法」は、軽症から中等症の患者を対象に、入院患者や宿泊療養施設などで投与が行われていますが、自宅療養者が増加する中、入院治療ができる医療機関などでの外来診療による投与も新たに認められました。

田村厚生労働大臣は27日夜、TBSのBS番組「報道1930」に出演し「在宅で使うための前段階として宿泊療養施設である程度対応ができれば、次の段階に入っていく」と述べ、宿泊療養施設での実績を踏まえ、今後、在宅での投与も認めるか検討していく考えを示しました。

その上で「重症化リスクのある軽症の人になるべく早く使えるよう、順次、製薬メーカーと交渉して確保していきたい」と述べました。

一方、田村大臣は、今後の感染状況の見通しについて「感染者が増えたり、減ったりはするが、完全に終息するのはなかなか難しい。あと数年は今のような対応が続くことも念頭に置かないといけない」と述べました。