マツダ 国内工場の操業停止を延長 感染拡大で部品調達できず

自動車メーカーのマツダは、新型コロナウイルスの感染拡大で、中国からの航空貨物の一部に運休が出て部品の調達ができない状態が続いているため、国内にある2つの工場の操業停止を8月末まで延長することを決めました。

操業を停止しているのは、広島県の本社工場と山口県の防府工場です。

マツダによりますと、中国の上海にある国際空港で働く従業員に新型コロナウイルスの感染が確認され、航空貨物の一部に運休が出ているため、東南アジアで生産された半導体を使った電子機器が調達できなくなっているということです。

マツダは8月23日から国内の2つの工場の操業を一時停止しましたが、航空貨物の再開の見込みが依然として不透明なため、工場の操業停止の期間を8月31日まで延長することを決めました。

今後は別の経路で輸送して電子機器を調達し、9月1日から2つの工場で操業を再開する予定だということです。

マツダは「お客様や関係者にご迷惑とご心配をおかけしていることをおわびします。販売・サービスへの影響や取り引き先への影響を最小限に抑えるように努めていきます」としています。