新型コロナ感染拡大で全面休園となった保育所など 過去最多に

新型コロナウイルスに子どもや職員が感染し、全面休園となった保育所などは26日の時点で14の都道府県の179か所に上り、これまでで最も多くなったことが厚生労働省のまとめでわかりました。

厚生労働省が全国の市区町村からの報告をまとめたところによりますと、施設内で子どもや職員が感染したため全面休園となった保育所やこども園は、26日の時点で14の都道府県の179か所に上っています。

これは1回目の緊急事態宣言が出されていた去年4月の168か所を上回り、これまでで最も多くなっています。

また1か月前の7月29日時点の62か所と比べて3倍近くに増えています。

専門家「保護者に分かりやすく説明を」

保護者などでつくる団体「保育園を考える親の会」の代表をつとめる普光院亜紀さんは、「保育所が全面休園すると子どもを預けることができずほかにみてくれる人がいない保護者もいる。仕事を休むことができる職場もあるが、立場の弱い非正規雇用の場合は契約を更新されないなど仕事を失うことにつながってしまう可能性もある」と指摘しています。

そのうえで「保育所の休園は大きな影響があるので地域の実情にあわせてある程度、柔軟に判断する必要はあるが、休園の判断基準が示されていないケースもある。また保育所の休園や再開の判断基準がわかりにくく保護者の不安につながっている現状がある。どのような状況であれば休園となるのか、また保育所が再開されるのか保護者に分かりやすく説明することが大切だ」と話していました。