築地市場跡地に「酸素ステーション」9月下旬までに開設予定

東京都は、自宅で療養している人を一時的に受け入れて酸素投与を行う「酸素ステーション」を9月から築地市場の跡地に新たに設けることになりました。

都が、酸素ステーションを新たに設けるのは、現在、東京パラリンピックで輸送車両の拠点となっている中央区の築地市場の跡地です。

パラリンピック閉幕後、9月下旬までには開設する予定で、150床から200床の規模になる見通しです。

自宅療養中にみずから救急搬送を要請した人のうち、軽症と判断された人たちを一時的に受け入れ、酸素投与のほか、抗体カクテル療法を行います。

軽症の人向けの酸素ステーションは、渋谷区の「都民の城」に続いてこれで2か所目で、都はさらにもう1か所整備することにしています。

このほか、都立、公社の病院でも酸素ステーションの運用が始まっていて、搬送先が見つからない患者を必ず受け入れる病床を36床、入院調整中の中等症の患者に酸素投与を行う病床を100床、それぞれ用意しています。