西村経済再生相 “臨時の医療施設の活用などを支援したい”

緊急事態宣言の対象地域の拡大を受けて、西村経済再生担当大臣は記者会見で、医療体制を強化する各地の取り組みを支援するとともに、来週から空港の利用者を対象にした無料の検査を拡充することを明らかにしました。

この中で西村経済再生担当大臣は、27日から緊急事態宣言の対象地域が拡大されたことについて「来月12日までの期限で感染をしっかりと抑えると同時に、厳しい状況になっている医療の体制を強化していくため、それぞれの知事に臨時の医療施設の活用などを強く求めており、国としてできることを支援したい」と述べました。

また「毎日、県をまたいで移動した人を中心としたクラスターが多数発生している」と指摘し、羽田など6つの空港を出発し、北海道と沖縄県の各空港や、広島空港、福岡空港、鹿児島空港に向かう利用客を対象にした無料の検査を来月末まで延長するほか、来週30日からは主要空港に戻る人も対象にすると明らかにしました。

さらに西村大臣は、27日の閣僚懇談会で各府省で体調が悪い人がいる場合には、抗原検査キットを活用するよう各大臣に呼びかけたことを明らかにしました。