自衛隊機 隣国パキスタンで待機 治安悪化や空港への移動難航で

アフガニスタンに残る日本人などの国外退避のため派遣されている自衛隊の輸送機は、輸送に向けたアフガニスタンでの準備が難航していることなどから、27日午前の段階では隣国パキスタンの空港にとどまっています。アメリカ軍の撤退期限が迫るなか、政府は退避に向けた調整を急ぐことにしています。

アフガニスタンからの退避を希望する日本人や、大使館のアフガニスタン人スタッフなどを輸送するために派遣された自衛隊の輸送機3機と、政府専用機は現在、隣国パキスタンのイスラマバードの空港を拠点に活動しています。

アメリカ軍の撤退期限が8月末に迫り、アフガニスタンでの実質的な活動期間が限られるなか、防衛省、自衛隊としては速やかに退避を進めたいとしていますが、輸送機などは日本時間の27日午前の段階では、イスラマバードの空港にとどまっています。

防衛省関係者によりますと、現地では26日夜、カブールの空港のゲート付近で大規模な爆発が起きるなど治安情勢が悪化し、退避を希望する人の空港への移動が難航しているということで、こうした情勢を踏まえて、27日午前の輸送機のカブールへの出発を見送ったとみられます。

また、ヨーロッパの各国の軍は、アフガニスタンでの自国民などの国外退避の活動を終了することを相次いで発表していて、政府は退避に向けた調整を急ぐことにしています。