タイ 警察署で容疑者が暴行受け死亡 署長ら7人 殺人容疑で逮捕

タイの警察署で、警察官たちが容疑者の頭に袋をかぶせて暴行を加え死亡させる映像が外部に流出し、警察は警察署長ら7人を殺人の疑いで逮捕しました。

賄賂を脅し取ろうとしていたと伝えられていて、国民の間で衝撃が広がっています。

今月24日にソーシャルメディアに流出した監視カメラの映像では、警察署内で、警察官たちが容疑者の男にプラスチック製の袋を複数、頭からかぶせ、床に押さえつけて暴行を加え、死亡させる様子が写っています。

これを受けて警察は26日夜、タイ中部ナコンサワンの警察署内で、今月5日、麻薬の取り引きにかかわったとして逮捕された容疑者の男に暴行を加えて殺害したとして、警察署長を含む警察官7人を逮捕したと発表しました。

映像の流出に関わった弁護士は、映像が警察内部から提供されたことを明らかにしていて、映像とともに寄せられた情報として、警察署長が男に対し、釈放する見返りとして200万バーツ、日本円でおよそ700万円の賄賂を要求し、脅していたと訴えています。

警察によりますと、警察署長は、男を死なせたことは認めたものの、あくまでも取り調べの最中だったと主張し、賄賂の要求については否認しているということです。

警察署内での警察官による残忍な殺害が明るみに出たことで、国民の間で大きな衝撃が広がり、警察の汚職体質の改善を求める声も高まっています。