「工藤会」トップら 1審の死刑判決などに不服 福岡高裁に控訴

合わせて4人の市民を死傷させた事件で殺人などの罪に問われ、死刑を言い渡された北九州市の特定危険指定暴力団「工藤会」のトップが、1審の判決を不服として、福岡高等裁判所に控訴しました。

北九州市の特定危険指定暴力団「工藤会」のトップで総裁の野村悟被告(74)は、平成10年から26年にかけて北九州市や周辺の地域で漁協の元組合長が射殺された事件のほか、元警察官や看護師ら3人が拳銃や刃物で襲われけがをした事件に関わったとして、殺人などの罪に問われました。

野村被告は無罪を主張していましたが、福岡地方裁判所は24日、4つの事件すべてに組織のトップの被告が関与したと認め、死刑を言い渡しました。

野村被告はこの判決を不服として、26日までに福岡高等裁判所に控訴しました。

また、無期懲役の判決を言い渡された組織のナンバー2の田上不美夫被告(65)も控訴しました。

一方、野村被告が判決後に裁判長に向けて「公正な判断ではない。生涯、後悔する」などと発言したことについて、被告の弁護士は「接見した際に被告は『脅しのつもりではない』と話していた。裁判官として職務上、後悔するという意味の発言だと思う」としています。