東京都 7月も転出超過 3か月連続 転出・転入とも前年比減少

東京都の先月の人口の動きは、転出が転入を上回り3か月連続で「転出超過」となりました。転出、転入ともに、去年の同じ時期より人数が減っていて、総務省は「新型コロナウイルスの感染拡大で、移動を見合わせる人が増えている可能性がある」としています。

総務省によりますと、先月の東京都の人口の動きは、転入が2万6958人、転出が2万9922人で、転出が転入を2964人上回り、3か月連続で「転出超過」となりました。

東京都では、新型コロナウイルスの影響で、去年7月以降、一時期を除いて、転出超過が続いています。

これまでは、例年の同じ時期に比べて、転出者の数は変わらない一方で、転入者の数が減る傾向にありましたが、先月は、転出、転入ともに去年の同じ時期より減りました。

総務省は「新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、移動を見合わせる人が増えている可能性がある。現在も続いている緊急事態宣言が今後どのような影響を及ぼすか注視したい」としています。