東京都 新型コロナ 新たに4704人感染確認 11人死亡

東京都内では26日、新たに4704人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。1週間前の木曜日より830人減り、4日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。

また、都は感染が確認された11人が死亡したことを明らかにし、このうち50代の男性2人は自宅療養中に亡くなったということです。

東京都は、26日都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて4704人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の木曜日より830人減りました。

前の週の同じ曜日を下回るのはこれで4日連続です。

26日までの7日間平均は4352.9人で、前の週の91.2%となりました。

7日間平均が前の週を下回るのは2日連続です。

都の担当者は「前の週からは微減だが、過去最大の水準の4000人超えが続いていて、危機感はかなり高い。大学の寮や保育園、学童クラブでのクラスターが連日、発生している。子どもから家族全員が感染する事例や、大人から子どもに感染して通学先で広げてしまう事例もある。家庭内での消毒や換気など対策をしっかりやっていただきたい」と呼びかけています。

4704人の年代別は、
▼10歳未満が328人、
▼10代が481人、
▼20代が1330人、
▼30代が896人、
▼40代が811人、
▼50代が512人、
▼60代が155人、
▼70代が108人、
▼80代が66人、
▼90代が15人、
▼100歳以上が2人です。

感染経路がわかっている1961人の内訳は、
▼「家庭内」が最も多く1304人、
▼「職場内」が268人、
▼「施設内」が128人、
▼「会食」が42人などとなっています。

東京パラリンピックの関連では6人の感染が確認されました。
内訳は、
▼外国人の選手1人と競技関係者1人、
▼日本人の競技関係者1人と業務委託の事業者3人です。

これで、都内で感染が確認されたのは32万7861人になりました。

一方、26日時点で入院している人は、25日より2人増えて4156人となり、6日連続で最多を更新しました。

「現在確保している病床に占める割合」は69.6%です。

都の基準で集計した26日時点の重症の患者は25日より1人減って276人で、重症患者用の病床に占める割合は70.4%となっています。

重症患者の年代別は、
▼10代が1人、
▼20代が4人、
▼30代が18人、
▼40代が49人、
▼50代が111人、
▼60代が57人、
▼70代が31人、
▼80代が5人です。

また、都は、感染が確認された50代から90代の男女合わせて11人が死亡したことを明らかにしました。

このうち50代の男性は、今月13日に感染が確認され、発熱の症状が出ていたほか、糖尿病を患い、肝臓に疾患もあったため、入院の調整が行われました。しかし、入院先が見つからず、自宅で療養を続けていたところ、5日後の今月18日に容体が急変し、救急搬送されましたが、亡くなったということです。

また、1人暮らしで自宅で療養していた別の50代の男性は、先月24日に感染が確認されましたが、保健所が毎日、電話をかけてもつながらず、自宅に行っても会えなかったということで、1度も接触できていませんでした。その後、男性の職場の同僚から「連絡がとれなくなった」と相談を受けた保健所が、今月2日、警察とともに自宅を訪れたところ、亡くなっていたということです。

第5波に入って、今月、自宅療養中に死亡した人は、都によりますと、これで16人だということです。

都内で感染して死亡した人は合わせて2415人になりました。