日本科学未来館の浅川智恵子新館長 「未来の風景をいち早く」

最新の科学技術を体験できる東京 江東区の日本科学未来館の新しい館長に、障害者を支援するIT技術の開発などに取り組んできた浅川智恵子さんが就任し「未来の風景をいち早く知ってもらえる施設にしたい」と抱負を述べました。

浅川智恵子さんは小学生の時のけががもとで視力を失い、その後、プログラミングを学び、アメリカの大手コンピューターメーカー「IBM」の技術者の最高職位のフェローを務めていて、ことし4月に日本科学未来館の新しい館長に就任しました。

新型コロナの影響でアメリカからの帰国が遅れ、25日、就任会見が開かれました。

このなかで浅川さんは、障害者を支援するIT技術の開発などに取り組んできた経験をもとに、最新のロボット技術を活用して年齢や国籍、それに体の障害などに関係なく、誰もが利用しやすい科学館の実現を目指す考えを示し、「ロボットが人を支援する未来の風景をいち早く知ってもらえる施設にし、今の社会を変えていくために何ができるか、来館者が考えるきっかけをつくりたい」と抱負を述べました。

浅川さんは宇宙飛行士の毛利衛さんに続く2代目の館長となり「多様な人たちが科学未来館の展示物を見て議論し、新たな発見を持ち帰ることができる施設を目指したい」と話していました。