プロ野球ソフトバンク “ワクチン2回接種者”にチケット販売へ

福岡県に緊急事態宣言が出されたことを受けて、地元での公式戦は無観客で行うとしていたプロ野球、福岡ソフトバンクホークスは、9月上旬の4試合については、上限を設けたうえで、2回のワクチン接種を済ませた人などを対象に観戦チケットを販売すると発表しました。

福岡ソフトバンクホークスは、福岡県に緊急事態宣言が出ている間、人流を抑制するためとして「PayPayドーム」での公式戦を原則、無観客で開催するとしていました。

ただ、9月2日から5日までの4試合については、2回のワクチン接種を済ませた人や、1週間以内のPCR検査の結果が陰性だった人を対象に、特別の観戦チケットを販売し、観客を入れて開催すると発表しました。

いずれの試合も5000人が上限で、球場ではマスクの着用や検温の実施などを求めるとしています。

球団は、プロ野球を含めて、国内のプロスポーツでこうした条件で観客を入れるのは初めてではないか、としています。

球団は「若者を中心にワクチンの接種に関心をもってもらうきっかけにし、安心安全な観戦環境を取り戻していきたい」としています。