三重 四日市 自宅療養中の50代男性死亡 保健所 聞き取り調査前

三重県四日市市は新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養していた50代の男性が死亡したと発表しました。県によりますと男性は基礎疾患はなく、症状も軽かった一方で、保健所は業務がひっ迫していたことから、感染が確認されてからまる1日以上、詳しい聞き取りを行えていませんでした。

四日市市によりますと、死亡したのは、市内に住む50代の男性で、8月14日にのどの痛みが出て22日、PCR検査で新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

基礎疾患はなく症状も軽かったことから自宅で療養していましたが、24日朝、同居の家族が意識を失っているのに気付き、通報を受けた救急隊が到着した時には心肺停止の状態で、その後、死亡が確認されました。

詳しい症状や入院の希望などを聞き取る保健所の調査は、業務がひっ迫していたことから丸1日以上行われず、24日の予定だったということで、血液中の酸素の値を測るパルスオキシメーターの貸し出しも無かったということです。

四日市市では23日時点で648人が自宅療養をしていて、市は保健所に出す応援の職員を1日36人に増やしていました。

三重県によりますと、自宅療養中の人の死亡が確認されたのは県内で初めてです。