大相撲 73代横綱 照ノ富士 奉納土俵入り 初の「不知火型」披露

大相撲の73代横綱に昇進した照ノ富士が東京の明治神宮で奉納土俵入りを行い、初めて「不知火型」の土俵入りを披露しました。

照ノ富士は24日午後、東京 渋谷区の明治神宮で横綱推挙式に臨み、日本相撲協会の八角理事長から横綱推挙状を受け取りました。

このあと7月の「綱打ち」で作られた真新しい純白の綱を手渡されました。

そして、師匠で元横綱 旭富士、伊勢ヶ濱親方の三つぞろいの化粧まわしと綱を締め、露払いに照強、太刀持ちに宝富士を従えて奉納土俵入りをしました。

照ノ富士は伊勢ヶ濱親方の現役時代と同じ「不知火型」の土俵入りで、腰を落とした状態から両手を左右に大きく広げながら体を起こしていく独特のせり上がりなどを披露しました。

新横綱の奉納土俵入りは通常、横綱伝達式の数日後に披露されますが、新型コロナウイルスの感染拡大などの影響でおよそ1か月遅れて行われました。

また、24日は感染対策として一般の人が立ち入れない社殿の中で行われましたが、境内を訪れた人たちは綱を締めた照ノ富士に拍手を送っていました。

照ノ富士は「ちゃんとできたかなと思う。より一層、頑張らないといけない」と心境を話しました。

観客のいない土俵入りについては「しかたがない。逆にこうして土俵入りができたことに感謝したい」と話していました。

師匠 伊勢ヶ濱親方「横綱土俵入りが似合う」

師匠の伊勢ヶ濱親方は「まあまあだったのではないか。私は1回教えただけで、あとは自分で練習して本人は“毎日練習してますから大丈夫です”と言っていた。体が大きいし、横綱土俵入りが似合う」と話しました。

新横綱で迎える9月の秋場所については「横綱になったら勝たないといけないし、しっかり頑張らないといけない。先場所のような相撲でいいのではないか。落ち着いて大事に一番、一番、取ってほしい」と期待を込めていました。

土俵入りで露払いを務めた同じ伊勢ヶ濱部屋の照強は「こういう場に参加できてすごくうれしいし、横綱のすごさを目の当たりにした。一緒に頑張ってついていけるようにしたい」と話しました。

太刀持ちの宝富士も伊勢ヶ濱部屋の力士で「緊張感があった。横綱をサポートできるように気を引き締めて頑張りたい」と話していました。