夏の全国高校野球 敦賀気比が三重に勝ち 7年ぶり準々決勝へ

夏の全国高校野球は、24日から3回戦に入り、第3試合は、福井の敦賀気比高校が三重高校に6対3で勝って、準々決勝に進みました。

敦賀気比は1回、2年生の4番、上加世田頼希選手のタイムリーヒットで先制し、さらに6番・小西奏思選手のタイムリーヒットなど、この回、ヒット6本、打者11人の攻撃で一挙5点をあげました。

敦賀気比は、2回にも1点を加え、初戦に続いて序盤で試合の主導権を握りました。

投げては、本田克投手がヒットを9本打たれながらも、9回を3失点に抑えて完投しました。

敦賀気比は6対3で三重に勝ち、ベスト4まで進んだ平成26年以来、7年ぶりに準々決勝に進みました。

三重は、8回に4番でキャプテンの池田彪我選手の大会第25号となるツーランホームランで3点差まで追い上げましたが、初戦の2回戦で完封勝利をあげた2年生エースの上山颯太投手が立ち上がりに打ち込まれ、3回戦で姿を消しました。

敦賀気比 東監督「集中してしっかりやってくれた」

7年ぶりの準々決勝進出を決めた敦賀気比高校の東哲平監督は「『低めのボール球を振らず、ファーストストライクをしっかり振っていこう』と指示していましたが、1回はみんなが集中してしっかりやってくれました。9回まで続かないので課題はあるが、その貯金があるから、後半危なくてもしっかり勝ち切れたと思います」と選手たちをたたえていました。

そして、26日に行われる京都国際高校との準々決勝に向けて「ここまで来たら接戦が続くと思いますが、チームの状態も上がってきているので、一戦必勝、全員野球で頑張りたいです」と意気込みを語りました。

敦賀気比 小西「チームが勝ったからいい」

2本のタイムリーで3打点を挙げた敦賀気比高校の小西奏思選手は、チームが16安打で8点をあげた初戦で、先発出場した選手で唯一ヒットがありませんでした。

小西選手は「自分だけ打てなくてふがいない気持ちでしたが『チームが勝ったからいい』と開き直って新たな気持ちで打席に入れました」と振り返りました。

敦賀気比 上加世田「準々決勝 何としても勝ちたい」

1回に先制のタイムリーヒットを打った、2年生の4番・上加世田頼希選手は「ストライクゾーンに来たボールを最初から振ることが、チームとしてのきょうのテーマでした。後ろにいいバッターがいるので、自分がアウトになっても大丈夫という気持ちから積極的に打つことができました」と充実した表情で振り返っていました。

26日に行われる京都国際高校との準々決勝に向けては「相手は2年生が多いチームで、自分も負けていられません。3年生と1日でも長く一緒に試合ができるよう、何としても勝ちたいです」と意気込んでいました。

三重 沖田監督「仲間に甲子園のよさを」

敗れた三重高校の沖田展男監督は、1回5失点だった2年生の先発、上山颯太投手について「調子は悪くないように見えたが、相手チームが予想どおり、大振りせずコンパクトにセンターに返してきた。カウントが悪くなったところを狙われて大量失点になってしまった」と話していました。

そのうえで「2年生や1年生のなかでピッチャー2人が投げ、代打でもヒット打つなど甲子園を経験した選手がいるので、仲間に甲子園のよさを伝えて、また行きたいという思いでやってほしい」と今後に期待を寄せていました。

三重 池田「夢の甲子園でホームラン打ててよかった」

8回にツーランホームランを打った三重高校のキャプテン池田彪我選手は「夢の甲子園という舞台で、ホームランを打ってガッツポーズができてよかったです。得点がほしい場面で打ててよかったです」と振り返っていました。

また、試合終了後、2年生の上山颯太投手に「上山がいなかったら甲子園に来れなかったからありがとう」と伝えたということで「後輩にはまだ甲子園の舞台に立てるチャンスがあるので、甲子園目指して頑張ってほしい」と話していました。