JR東海 新幹線乗務員 駅員らを一時帰休へ コロナで業務量減少

JR東海は、新型コロナウイルスの感染拡大で鉄道の利用者の落ち込みが続き、今後も業務量の減少が見込まれることなどから、来月、従業員を一時的に休ませる「一時帰休」を実施すると発表しました。

一時帰休の対象となるのは、新幹線の乗務員や駅員のほか車両の修繕を行う従業員などおよそ9800人で、9月1日から30日までの1か月間、1日当たり200人規模で実施します。

新型コロナウイルスの感染拡大で、鉄道の利用者の落ち込みが続き、今後も業務量の減少が見込まれることや従業員の感染を防ぐためで、会社は、一時帰休をした従業員の給料は減額せずに支払うとしています。

また、感染拡大を受けて9月の東海道新幹線の運行本数を臨時列車を中心に、1日当たり10本前後減らすことを検討しているということです。

JR東海は、ことし1月25日から6月末までのおよそ5か月間、一時帰休を実施しましたが、再び実施を迫られた形となり、新型コロナウイルスの影響が長期化しています。