パラリンピック 組織委「子どもたちの観戦 コロナ対策を徹底」

24日開幕する東京パラリンピックで実施される学校連携観戦チケットによる子どもたちの観戦について、大会組織委員会は、新型コロナウイルスの感染を防止するため、来場の際の動線を別にし、観客席も学校ごとに仕切るなど、対策を徹底する考えを改めて示しました。

東京パラリンピックは、すべての会場が原則、無観客となった一方、学校連携観戦チケットによる子どもたちの観戦については教育的な意義を重視して実施することになっていますが、新型コロナの感染拡大が収まらず安全への懸念の声も出ています。

IPC=国際パラリンピック委員会と大会組織委員会の24日の会見で、組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは、「競技会場を訪れる際は動線を別にするほか、観客席も学校ごとに仕切ってソーシャルディスタンスを確保する。万全の体制で子どもたちを迎える準備を進めている」と話し、対策を徹底する考えを改めて示しました。

そのうえで、東京都が、会場で競技を見る予定の子どもたちに対し、事前に新型コロナの検査を受けてもらう方向で調整していることについて「自治体や学校で、来場前の健康観察を実施していただくようお願いしたいし、マスクの着用や声を出さないことなど、会場での注意事項に関してもご指導いただきたい」と述べました。