パラリンピック 新型コロナ 海外選手ら新たに10人感染確認

24日、開幕する東京パラリンピックに関連して、海外から来日し選手村に滞在する選手1人を含む新たに10人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。パラリンピックで選手村に滞在する選手の感染が確認されたのは初めてです。

大会組織委員会は24日、東京パラリンピックに関連して新型コロナの検査で新たに陽性反応を示した人は10人だったと発表しました。

このうちの1人は海外から来日し選手村に入っている選手で、来日後14日間の隔離期間中だということです。

パラリンピックで選手村に滞在する選手の感染が確認されたのは初めてです。

また残りの9人のうち、海外から来日したのは4人で、それぞれ選手村に滞在する選手団の関係者、大会関係者、大会の委託業者、メディア関係者となっています。

このほかの5人は日本在住で大会の委託業者が4人、組織委員会の職員が1人です。

これで組織委員会が今月12日から発表しているパラリンピック関連の感染者は154人となりました。

一方、組織委員会などのまとめによりますと、東京オリンピック・パラリンピックに関連して海外から来日した選手や関係者は7月1日から今月22日までに5万1887人で、空港での検査で陽性が判明したのは49人、陽性率は0.09%です。

また、選手村や競技会場など大会の管轄下で行った76万6944件の検査では236人の感染が確認され、陽性率は0.03%となっています。

このほか、日本に在住する大会の委託業者やボランティアなどの中には自主的に検査を受けて感染が確認された人もいて、組織委員会などはこうした人たちを含めて発表しています。