岩手県 まん延防止等重点措置の適用を政府に要請 感染急拡大

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、岩手県の達増知事は23日午後、政府に対して「まん延防止等重点措置」の適用を要請しました。

岩手県では今月に入って新型コロナの感染が急拡大し、直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は、23日現在で20.1人と、感染急増段階を示す「ステージ3」の目安の15人を12日連続で上回っています。

こうした中、岩手県の達増知事は、感染拡大に歯止めをかけるため、23日午後「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請しました。

重点措置の内容について岩手県は、飲食店への時短要請や酒類の提供自粛が柱になるとしていますが、現時点で詳細は決まっておらず、政府が重点措置の適用を決めたあと再び会議を開いて、対象地域や具体的な要請内容を公表することにしています。

岩手県復興防災部の戸舘弘幸部長は、要請の理由について「重点措置の適用を要請する他県の動きがある中で、岩手県も早めに動くことにした。先週から新学期も始まり、クラスターの発生リスクも高まる中、感染対策を一層強化して踏み込んだ対策をとりたい」と説明しています。