「国民の4割超 今月中に2回ワクチン接種」加藤官房長官

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、加藤官房長官は記者会見で、2回の接種を終えた人が今月中に国民全体の4割を超える見込みだとしたうえで、接種率が低いと指摘されている若い世代への情報発信を強化し、接種を促していく考えを示しました。

この中で加藤官房長官は「今月19日まででワクチンの総接種回数は1億1000万回を超え、国民の半数が少なくとも1回の接種を行っている。2回目の接種を終えた方は39.7%と今月中には4割を超える見込みになっている」と述べました。

そして「ワクチンは感染力の強い『デルタ株』に対し、特に重症化予防などで引き続き高い効果を有していると専門家からも指摘されている」と述べたうえで、10月から11月のできるだけ早い時期に、希望するすべての人に接種を終えられるよう自治体などと連携して取り組む考えを強調しました。

そして加藤官房長官は「他の国をみても、6割かもう少し高いくらいで接種がだいたい頭打ちになっている。世代別にみると、年配の方に比べ若い方のほうが接種率が低いと指摘されている」と述べ、若い世代に対しユーチューバーなどとも連携して情報発信を強化し、接種を促していく考えを示しました。