巨人中田 移籍後初ヒットがホームラン 長嶋名誉監督から激励

プロ野球・日本ハムから巨人に無償トレードで移籍した中田翔選手が東京ドームで行われたDeNA戦の前に長嶋茂雄終身名誉監督から激励を受け、試合では移籍後初ヒットとなるツーランホームランを打ちました。

中田選手は日本ハムでプレーしていた今月4日にチームメートに暴力をふるって球団から出場停止の処分を受けて無償トレードで巨人に移籍し、21日1軍の出場選手に登録されました。

東京ドームで行われた22日のDeNA戦には長嶋終身名誉監督が訪れ、中田選手は原辰徳監督とともに面会しました。

そして長嶋終身名誉監督から「いろいろあるけど応援したいからきょう来たの。あと50試合、一生懸命やってジャイアンツが優勝できるように頑張って」と激励されました。

中田選手は5番・ファーストで移籍後初先発しましたが、DeNA先発の今永昇太投手に対して第1打席は見逃し三振、第2打席はセカンドフライに倒れました。

それでも3点を追う7回に回ってきた第3打席では、今永投手から移籍後初ヒットとなるツーランホームランを打ち、ベンチに戻るとチームメートから祝福を受けて笑顔を見せました。

この試合、中田選手は4打数1安打2打点で、チームは4対4で引き分けました。

中田選手はホームランを打った打席について「がむしゃらにいった。甘いところに来たら自分のスイングを心がけようと思っていた。球場のファンの皆さんが拍手や応援をしてくれて本当にありがたい。これが当たり前のことではないので、うれしかった」と話しました。

そして長嶋終身名誉監督から激励を受けたことについて「すごく緊張した。握手をしてもらい、『頑張れ』ということばもかけてもらい、本当にありがたかった。きょうはホームランももちろんそうだしいろんな意味で忘れられない1日になる」と振り返っていました。

また長嶋終身名誉監督は「流れを変えるホームランだった。あの場面で完璧な1発を打てるのはさすが。真の強打者ですね。これを機に本来の力を出してくれるでしょう。後半戦もチーム一丸になって勝利を目指してほしい」と球団を通じてコメントを出しました。

日本ハム栗山監督「今の気持ちで恩返しを続けて」

プロ野球・日本ハムから巨人に無償トレードで移籍した中田翔選手がツーランホームランを打ったことについて、日本ハムの栗山英樹監督は「批判はあるが、巨人ファン、野球ファンが『中田よかったよね』と思ってもらえるようなシーズンの終わり方をしなければならないので、そういう意味ではきょうのホームランはよかった。さまざまな人に対する恩返しのスタートになったと思うが、その今の気持ちを忘れないでずっと恩返しし続けなさいと伝えたい」と話していました。

試合は引き分け

巨人対DeNAは4対4で引き分けました。

巨人は1対4の7回、日本ハムから移籍後、初先発となった中田選手の1号ツーランと、ウィーラー選手の11号ソロの2者連続ホームランで追いつきました。

DeNAは先発の今永投手が6回までヒット2本1失点に抑えていましたが、7回につかまりました。