岐阜県知事「緊急事態宣言」対象地域に追加するよう国に要請

岐阜県の古田知事は新型コロナウイルスの感染が急拡大していることから、国に対し、岐阜県を緊急事態宣言の対象地域に加えるよう要請したことを明らかにしました。

岐阜県の古田知事は、22日午後、記者会見を開き、県内の感染状況について「10万人当たりの新規感染者が初めて100人を超え、病床使用率も58%と愛知県や三重県と同じように感染者の数が急上昇している」と説明しました。

そのうえで「きのう、西村経済再生担当大臣と電話で協議して、東海3県は社会や経済だけでなく感染状況もほぼ一体になって動いていることを理解してもらった。東海3県一体となって緊急事態宣言という動きになるよう要請した」と述べ、岐阜県を緊急事態宣言の対象地域に加えるよう要請したことを明らかにしました。

これに対し、西村大臣は「3県合わせて迅速に検討したい」と述べたということです。

また古田知事は、ことし10月30日に開幕する60歳以上の人たちが全国から集まるスポーツと文化の祭典「ねんりんピック」について、今の感染状況が続けば開催は難しいとしたうえで、来月の早い時期に開催するかどうかを決断する考えを示しました。