就職や進学で県を出る高校生に ワクチン大規模接種始まる 徳島

新型コロナウイルスの感染が全国で急拡大する中、徳島市で、就職や進学で県外を訪れる必要がある高校生を対象にしたワクチンの大規模接種が始まりました。

徳島県で新たに始まったのは、就職や進学などで県外を訪れる必要がある、主に高校3年生を対象にした大規模接種です。

大規模接種の会場となっている徳島市の「アスティとくしま」では初日の21日、学校ごとに事前に申し込んだ300人余りが訪れて接種を受けました。

県教育委員会が学校を通じて調べたところ、接種を希望する高校生は1847人にのぼっているということで、県は来月5日までに希望する全員に1回目の接種を終えたいとしています。

接種を受けた高校3年生の女子生徒は「受験を控えているので、感染して授業を休んだらどうしようと不安でした。接種を受けて不安が少し和らぎよかったです」と話していました。

県教育委員会福利厚生課の岡島敏子課長は「接種を迷っている人は、ワクチンの効能を適切に判断し、接種を検討してほしい」と話していました。