東京都 新型コロナ 6人死亡 5074人感染確認 4日連続で5000人超

東京都内では21日、新たに5074人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、初めて4日連続で5000人を超えました。入院患者がはじめて3900人を超え、過去最多となったほか、自宅で療養している人も4日連続で最多を更新しています。

東京都は、21日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて5074人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の土曜日より20人減りましたが、初めて4日連続で5000人を超え、感染の急拡大が続いています。

21日までの7日間平均は4719.0人で前の週の111.5%です。

21日の5074人の年代別は、
10歳未満が339人、
10代が565人、
20代が1598人、
30代が967人、
40代が750人、
50代が543人、
60代が155人、
70代が86人、
80代が56人、
90代が15人です。

感染経路がわかっている2057人の内訳は、
「家庭内」が最も多く1354人、
「職場内」が242人、
「施設内」が89人、
「会食」が69人などとなっています。

都の担当者は、「爆発的な感染状況が続き、なかなかピークアウトが見えない。きょうも、集まった友人グループの中で、1人から全員に感染が広がったケースが複数あるなど、変異ウイルスの感染力の高さを感じる。不要不急の外出を控えて『ステイホーム』を徹底し、人との接触を極力減らす意識をいままで以上に高めてほしい」と話していました。

東京パラリンピックの関連では日本人の業務委託の事業者と、外国人の▽競技関係者、▽業務委託の事業者の合わせて6人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは、30万7870人になりました。

一方、21日時点で入院している人は、20日より119人増えて3964人で、はじめて3900人を超え、過去最多です。

「現在確保している病床に占める割合」は66.4%です。

都の基準で集計した21日時点の重症の患者は、20日より3人減って270人で、重症患者用の病床に占める割合は68.9%となっています。

重症患者の年代別は、10代が1人、20代が3人、30代が20人、40代が44人、50代が118人、60代が55人、70代が20人、80代が9人です。

このほか、自宅で療養している人は21日時点で2万6409人となり、過去最多だった20日よりさらに112人増えて、4日連続で最多を更新しました。

また、都は、感染が確認された30代と50代、70代、それに80代の男女合わせて6人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で感染して死亡した人は2371人になりました。