緊急事態宣言 追加後初の週末迎えた京都は…

緊急事態宣言の対象地域が拡大されて初めての週末、京都市の観光地では例年ほどの観光客の姿はなく、休業する店が目立ちました。

京都や兵庫など7府県は今月20日から緊急事態宣言の対象地域に追加され、21日が初めての週末です。

ふだんは観光客でにぎわう京都市東山区の清水寺の周辺では、宣言期間中は市の駐車場が閉鎖され、臨時休業の土産物店や飲食店が目立ちました。

長崎県から訪れた大学院生の男性は「用事があって京都に来て、時間が空いたので来ましたが、想像したよりも人が少ない印象です。感染が拡大しているので気をつけて回っています」と話していました。

清水寺の近くで200年以上営んでいるという土産物店は、宣言が近づくと訪れる客が減り、前日は傘が3本売れただけだったということです。

店主の大井秀民さんは「店を閉めると訪れるお客さんに失礼だと思い開けていますが、大変です。また来月12日まで緊急事態宣言が出されて、まだ続くのかと思うと今後が不安です」と話していました。