中国外相 “アフガニスタンにこれ以上圧力かけるべきでない”

アフガニスタン情勢をめぐって、G7=主要7か国の外相会合が女性などの人権を守るため、関与を続けるとする中、中国の王毅外相はイギリスのラーブ外相と電話会談を行い「国際社会は、これ以上圧力をかけるべきでない」と述べ、アフガニスタンの安定を優先させるべきだという考えを示しました。

中国外務省によりますと、王毅外相は19日に、アフガニスタン情勢をめぐって、G7の議長国イギリスのラーブ外相と電話会談を行いました。

この中で王外相は、武装勢力タリバンがアフガニスタンの人たちを団結させ、融和的な政治の枠組みを作ったうえで、穏健な政策をとるかどうか注視すべきだという考えを伝えたということです。

そのうえで「依然として不安定性と不確実性があり、国際社会は、これ以上圧力をかけるべきではない」と述べ、新政権の樹立に向けた動きを見守りながら、アフガニスタンの安定を優先させるべきだという考えを示しました。

G7は19日に開いた外相会合で、タリバンに対し、女性や子どもの人権を守るため、関与を続けるなどとする声明を発表していますが、王外相の発言は、こうしたG7の方針について議長国のイギリスにくぎを刺した形です。

中国は、アフガニスタンの混乱によって、国境を接する新疆ウイグル自治区の独立を主張する勢力が、イスラム過激派などと連携して活動を活発化させることを警戒しているものとみられます。