タリバン 統治反対の市民デモに外出禁止令や発砲で統制強める

アフガニスタンで武装勢力 タリバンが権力を掌握する中、タリバンの統治に反対する市民のデモが東部の州などで相次いでいます。
これに対し、タリバンは、一部の州都で外出の禁止を命じるなどデモの広がりを押さえ込もうと統制を強める動きをみせています。

18日、市民のデモにタリバンが発砲して死傷者が出たと伝えられた東部のジャララバードでは、19日も500人ほどが集まり、市の中心部をデモ行進しました。

19日は、アフガニスタンが100年余り前にイギリスから外交権を回復した「独立記念日」にあたり、デモの参加者はアフガニスタンの国旗を掲げ「政権が代わったとしても国旗は決して変わらない。たとえ首を切られても、タリバンの旗は受け入れられない」と訴え、タリバンの統治に反対していました。

また、東部のホストに住む地元のジャーナリストはNHKの取材に対し18日、市の中心部でデモが行われた後、タリバンが外出の禁止を市民に命じたことを明らかにしました。

ジャーナリストは「今は町が封鎖され、外出禁止令でみんな家にいる。タリバンはデモを行って、混乱と騒ぎを起こした者を突き止めるためだと説明している」と話していました。

また、ロイター通信は、東部のアサダバードでも市民のデモが起き、タリバンの戦闘員が発砲するなどして複数の死者が出たと伝えています。

このほか、首都カブールでも国旗をあしらった横断幕などを掲げて行進していた人々に対し、タリバンの戦闘員とみられる男たちが威嚇発砲して解散させる様子が見られ、タリバンがデモの広がりや崩壊した政権を支持するような行動を押さえ込もうと統制を強める動きをみせています。