感染急拡大の岐阜 県立高校などでの授業 オンラインを基本に

新型コロナウイルスの感染の急拡大を受け、岐阜県は、学校の夏休み明けの対応について、県立高校ではオンライン授業を基本とする方針を固め、20日に正式に決定する見通しです。

岐阜県は新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを受けて、19日に、学校での感染対策を検討する会議を開き、夏休み明けの対応を協議しました。

このなかで県は、県立高校と特別支援学校では、生徒が広範囲の地域から集まってくることから、全校生徒が一斉に登校する機会を減らす対策を取るべきだとして、オンラインでの授業を基本とする方針を示しました。

また、公立の小中学校については、地域の感染状況などを考慮して、オンライン授業の活用や学年別の登校などを検討するほか、すべての学校の運動会や文化祭、修学旅行などの行事は、岐阜県に「まん延防止等重点措置」が適用されている期間は、延期または中止にするとしています。
一方で出席者からは、
▽オンライン授業では、高校生の就職活動や小学校低学年の授業が難しくなるとか、
▽夏休み明けに、直接、子どもの顔を見て様子を確認したい、
といった意見も出され、今後、感染状況を見ながら、各地域の教育委員会と学校で協議し、柔軟に対応していく方針も確認しました。

県は20日の対策会議で、こうした方針を正式に決定する見通しです。