中国 チベット“解放”70年の記念式典開催 統治の成果を強調

中国政府はチベットを解放したとしてから70年になるのを記念する式典を開き、この70年間で経済が発展し、住民の生活水準が向上したなどとして、共産党による統治の成果を強調しました。

中国政府は1951年に中国軍が進駐し、チベットを解放したとしてから、ことしで70年になるのを記念して19日、チベット自治区の中心都市ラサにあるポタラ宮前で式典を開きました。

国営の中国中央テレビによりますと式典では、中国共産党序列4位で、政治協商会議トップの汪洋氏が演説し、この70年間で経済が発展し住民の生活水準が向上したことなどを指摘し「共産党がなければ新中国も新しいチベットもなかった。党の指導を堅持してこそ、チベットは発展できる」と述べ、共産党による統治の成果を強調しました。

さらに汪氏は「いかなる外部勢力もチベットの問題に口を挟む資格はない。チベットを分裂させようとするたくらみは失敗に終わる」と述べ、抑圧的な民族政策を非難する欧米諸国や、中国政府が分裂主義者と見なすチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世を念頭にけん制しました。
チベット自治区には、先月、習近平国家主席が就任後初めて視察に訪れていて、習近平指導部としては、こうした式典を通じて統治の正統性を強調するねらいがあるとみられます。