静岡県 20日から緊急事態宣言対象地域に 百貨店に客数モニター

20日から緊急事態宣言の対象地域になるのを前に、静岡県では商業施設で出入り口に店内の混雑状況を確認できるモニターを設置したり、店内への入場を制限したりする動きが出ています。

静岡県は20日から緊急事態宣言の対象地域になることを受けて、店舗の売り場の総面積が1000平方メートルを超える商業施設などに対し、店内の来店客数の管理などを要請することにしています。

こうした中、静岡市中心部にある老舗の百貨店では、出入り口に店内の客の数を表示するモニター1台を設置し、訪れた人が入店前に混雑状況を確認できるようにしています。

また、店内の客数が繁忙期の50%に達した時点で入場を制限する措置をとっているということで、こうした対応を来月12日の緊急事態宣言期間の終了時まで続けるとしています。

買い物に訪れた30代の男性は「人の流れが数値でわかり、安心して利用するための判断材料になるのでよい取り組みだと思います」と話していました。

松坂屋静岡店広報担当の片川聡子さんは「お客様と従業員の安全を守るため対策を徹底してまいります」と話していました。