沖縄 20日から旧盆 “親戚で集まるの避けて” 県医師会

沖縄県で例年、親戚が一堂に集まって先祖の霊を迎える旧盆が20日から始まるのを前に沖縄県医師会が会見を開き、新型コロナの感染拡大に歯止めがかからないため親戚で集まるのは避け、同居する家族だけで過ごすよう呼びかけました。

沖縄県では新型コロナの感染拡大に歯止めがかからない中、20日から例年ならば親戚が一堂に集まって先祖の霊を迎える旧盆が始まります。

旧盆を前に19日、沖縄県医師会が県庁で記者会見を開き、安里哲好会長は「必要なすべての人に適切な医療を行うことが使命だが、連日、700人余りの新規感染者が発生すると限られた病床と医療従事者で必要な医療を提供することは不可能になる」と厳しい現状を訴えました。

そのうえで
▽感染拡大を防ぐため旧盆の期間中は親戚で集まるのは避け、同居する家族だけで過ごすほか
▽新型コロナ患者の入院が増え一般医療も限界を迎えていることから、救急外来に負担をかけないこと
などを呼びかけました。

また、宮里達也副会長は「お盆にみんなで集まって1人でも感染者がいた場合、そこにいる人全員が感染することになってしまう。今、感染力が相当強くなっているのでご理解いただきたい」と話していました。